「ちきゅうは誰も動かせれないんだよ。おっきいまるだから」

いきなりドヤ顔で何を言い出すのかと思ったら

「ちきゅうは誰も動かせれないんだよ。おっきいまるだから」

と、名言めいたことをいう息子。

唐突な一言に妙な納得感。子供にはいつもハッとさせられる。

そうそう振り返ってみたら、これまで自分の力では動かせないことばかりだった。

なんとかしようと思えば思うほど「なんとかしなくちゃいけない」と思ってしまって、

それが微動だにしないと「自分ができないのが悪い」と責めて凹んだりして。

仕事が終わってへっとへとで、いつになったら余裕ができるんだろうって思っていたときにいきなりいわれた

「ちきゅうは誰も動かせれないんだよ。おっきいまるだから」

そうか、ママはちきゅうを動かそうとしていたのね。そりゃ無理だわ笑

って思ったら、急に「こうしなくちゃいけない！」から解放された。

ママはちきゅうを動かすことよりも、

そうやってちっちゃい頭ででっかいこと考えてる君を見ているほうが

しあわせだって気づいたよ。