かくれ繊細さん(HSS型HSP)の感受性の幅問題

HSS型HSPな日常

はみだしている。

 

と、私はいつも自分のことをそう感じている。

 

そしてはみだしていることは決して悪いことじゃないということも最近分かってきた。

 

でもまわりから「はみ出してる」と言われると傷ついてしまう。それが個性だと自分で捉えられればいいんだけど。なんてめんどくさい性格なのだろう。

 

私には上司が2人いる。ふたりとも非HSPさんであり、すごく常識的だ。そこまで考える必要はない、そこは割り切るべきだ。組織とはそういうものだから。そうしていらない情報をどんどん切っていって仕事を進めていく姿にとてもあこがれる。離職を阻止する仕組みを作ろうと動いてくれている。

 

バリバリ仕事ができて、的確なアドバイスをガンガンくれる上司。会社の中でも「仕事できる」と言われている人たち。この賢い方たちならもしかしたら私のいってること、理解してくれるのかもしれないと期待を寄せたこともあった。

 

私はその二人の上司のことは好きだ。尊敬しているし、そんな風に仕事ができたら気持ちいいだろうなって思う。そして繊細さんという人種がいるらしいということは知識として知っている。それだけでもうありがたい。

 

一方でかくれ繊細さんの私。

 

感受性の幅が広いので、後輩のちょっとしたチャットの異変に気づく。それに対して声をかけてほしいのか、かけて欲しくないのか、そういうところを察する。辛い感情も、嬉しい感情も動けばアンテナが反応する。

 

だから私のところには、「本当は辞めたいと思っている」という相談がいくつも舞い込むんだと思う。今月だけでもう3件。

 

人の話を聞くこと、受け入れること、共感すること。

 

そこにアドバイスはいらないこと、上下関係もいらないこと。

 

それを分かりながら話を聞いていくと、相手の心がどんどんほぐれていくのがわかる。

 

ああ、この人は本当は辞めたくないけど「辞めたい」って言いたいくらい我慢してきたんだね。がんばったんだね。と受け入れてあげると、1時間足らずで3人とも安堵した表情で面談室を出ていく。

 

それが普通だと思っていたけれど、振り返れば結構体力をつかっている。

 

どうやら、こういう話の聞き方、受け入れ方は、みんながみんなできるわけではないようだ。

 

辞めようとしていた人、3人とめました!!

 

私の中では大きな成果だったわけだけど、そんなの言えるわけもなく。

 

確かに貢献しているはずなのに、それが伝わらないし評価にも繋がらない。

 

それでもいい。人の心が前向きになるのを見る喜びを感じ、味わえるのも私のいいところ。

 

感受性の幅が広すぎて理解されないHSS型HSP。

 

理解されないことに傷つくHSS型HSP。

 

だから「分かってもらえなくていいや」という意識が働いて、自分のことを話すのがとてもおっくうだし、苦手だし、

 

わたしが察っせてるんだから、みんなも察してたよね?という前提で話始めて失敗することもあり。

 

うっかり役職がついてしまったのがおっくうだけど、会社ではひっそりと、誰かの心の支えになれたらガッツポーズして、息継ぎしていこう。

 

よくもわるくも感受性アンテナを今日も酷使しましたので、今日は強制的にねる。

 

何もしないで寝る。

 

回復の方法をしっておくことも、心豊かに生きるために必要。

 

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